1950年代後半、和装を中心とした服装に合わせたビーズ刺繍を施したバッグが流行した時代がありました。その頃は結婚式のみならず、成人式や嫁入り道具として1点、2点とお持ちの方が多くいらっしゃいました。
しかし、ミシンなどの刺繍機械では作ることの出来ない手作業で作られる製品だったため特に日本製は値段が高く、中国や韓国などの海外に生産拠点が移ってしまいました。また、ビーズという素材はガラスを主として作られているものが多く傷に強いため長持ちします。お母様やお婆様が使っていたものをお嬢様やお孫様が使え、時代も和装から洋装そして着物からドレスへと変わることで、昔ながらのビーズバッグは世の中から消え、それに伴い刺繍の出来る職人も今となっては一握りとなってしまいました。
このお店ではそんな日本製ビーズ刺繍製品を中心にデザイナー自らが刺繍やデコレーションを施した製品をご紹介しております。基本的に一点ものです。気に入っていただけると職人・デザイナーがきっと喜びます。